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京都スマートシティエキスポ2015に出展致しました.

同志社大学モビリティ研究センターは,2015年5月21日(木),22日(金)の両日にけいはんなオープンイノベーション研究センターで開催された京都スマートシティエキスポ2015において,名古屋大学(加藤真平准教授),金沢大学(菅沼直樹准教授)と共同で, 協調型自動運転のための周辺環境情報共有プラットフォーム(LDMグローバルコンセプト)の実証実験を実施しました.

同志社大学,名古屋大学,金沢大学のそれぞれの自動運転実験車両にVehicle ITSステーションの機能を搭載し,自動運転中の車両位置などの走行情報をCAM(Cooperative Awareness Message)準拠の形式として無線LAN(IEEE802.11g)経由で送信します. また,路側に配置した電動車椅子にRoadside ITSステーションの機能を搭載し周辺の歩行者,車両などを検知して,同じくCAM準拠の形式で送信します. これらの情報は,別のITSステーションに搭載したLDMマネージャで受信し,インターネット上にあるLDMクラウドに送信しそこで情報を集約します.集約した車両や歩行者の移動情報を周辺地図データに重畳しインターネット経由で各自動運転車両上の端末や歩行者の携帯端末から取得し確認可能となります.

同志社大学の自動運転実験車両は,決められた経路を自動で走行可能であり,レーザレーダにより周辺を監視し,前方の歩行者や障害を発見すると自動で停止することが可能です. また,遠隔運転モード機能も備えており,遠隔地に設置したステアリングとアクセス,ブレーキを操作し,車両に搭載したカメラから前方映像を確認しながら運転することが可能となっています. その際に,LDMグローバルの情報を確認することで,見通しの悪い交差点など,カメラやレーザレーダで検知できないところの歩行者や車両を確認し,より安全に運転することが可能となります.

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