私立大学戦略的研究基盤形成支援事業キックオフシンポジウムを開催しました
2014年9月19日(金曜日)9:00〜12:30 に同志社大学京田辺キャンパス香知館大会議室において、私立大学戦略的研究基盤形成支援事業第1回シンポジウムを開催致しました。
関係する企業や団体などを含め、75名のご参加を頂きました。
開会の挨拶および研究拠点の趣旨説明(進化適応的自動車運転支援システム「ドライバ・イン・ザ・ループ」)
9:00~9:20
講演者:佐藤 健哉 (研究プロジェクトリーダー / 同志社大学モビリティ研究センター長)
文部科学省平成26年度私立大学研究基盤形成支援事業の研究プロジェクトであるの化適応型自動車運転システム 「ドライバ・イン・ザ・ループ」に関する趣旨説明,研究体制および今後の計画についての説明を行いました。
これまでのモビリティ研究センターの研究成果に加えて、本プロジェクトでは、ヒト、クルマ、および、その周辺環境をリアルタイムにセンシングし、 周辺車両間の情報交換やソフトウェアのエージェント技術を利用することで、ヒトと車両の挙動の将来の状態を予測し、より安全に車両を制御することを目指します。
ITを活用した安全運転支援への適用研究(招待講演)
9:20~10:00
講演者:広瀬 範人 (株式会社ゼンリンデータコム・部長)
- 配送の効率化の実現
- 配送支援ナビシステム
- 安全運転支援に向けての研究
- 車とサーバ間の通信を、デジタルタコグラフを搭載していない車で実現可能な製品の紹介
- 配送業務のさらなるIT化
- ルートシミュレーションによる燃料費・労務費の削減
- ビックデータの蓄積と活用
についてご講演をして頂きました。
高齢者ドライバを支援するソフトウェア・エージェント・アーキテクチャ
10:00~10:20
講演者:Ivan TANEV (研究グループ1リーダー / 同志社大学理工学部・教授)
- ラジコン模型自動車を用いての自動運転の研究成果
- 仮想環境での自動運転の研究成果
- 目標(危険な運転の判定方法、エージェントの実装とさらなる最適化)
に関しての説明を行いました。
高齢者ドライバを支えるアクティブセーフティセンシング・コントロール技術
10:30~10:50
講演者:橋本 雅文 (研究グループ2リーダー / 同志社大学理工学部・教授)
- アクティブセーフティのための環境認識センサ
- レーザスキャナによる歩行者・移動物体追跡
- 車載LSによる移動物体追跡
- 自車と周辺車両のLS情報の連携による移動物体追跡
- 複数のインフラLS情報の連携による移動物体追跡
に関しての説明を行いました。
高齢者の運転行動モデル構築のためのヒト生体情報多次元解析技術
10:50~11:10
講演者:廣安 知之 (研究グループ3リーダー / 同志社大学生命医科学部・教授)
- コミュニケーションをより円滑に行えるツールの研究
- MRIを用いて脳機能の観点から快の度合いを推定する技術の研究
- RSTにおける異なる方略を用いた訓練がWMC・脳内ネットワークに及ぼす影響の検討
に関しての説明を行いました。
信頼性・安全性を考慮したセンサ情報通信プラットフォーム
11:10~11:30
講演者:佐藤 健哉 (研究グループ4リーダー / 同志社大学理工学部・教授)
- 高速・高信頼の情報交換ネットワーク
- 車々間通信、路車間通信
- センサデータの効率的分散処理
- データストリーム管理技術DSMSによるシステム構築
- DSMSとDBMSの融合(ストリームLDM)
に関しての説明を行いました。
研究施設見学 (実験車両およびドライビングシミュレータ )
11:50〜12:10
今回のプロジェクトで利用を予定しているドライビングシミュレータおよび実験用車両の見学会を実施しました。